
日本発の囲碁AI・DeepZenGoの開発プロジェクトである
「DeepZenGoプロジェクト」が今春をもって終了
DeepZenGoは引退へ
2年の歳月を経て成長を遂げたDeepZenGoの集大成として
過去敗退した各国棋士へのリベンジマッチ・囲碁電王戦FINALを開催
■三番勝負 開催日時 | |||
第1局 | 2018年3月24日(土) | 芈昱廷 九段(中国) | [対局実績:第1回ワールド碁チャンピオンシップ] |
第2局 | 2018年4月1日(日) | 朴廷桓 九段(韓国) | [対局実績:第1回ワールド碁チャンピオンシップ] |
第3局 | 2018年4月7日(土) | 趙治勲 名誉名人(日本) | [対局実績:第2回囲碁電王戦] |
番組開始9:30/対局開始10:00 (第1局・中国現地時間9時)
■解説・聞き手 | ||
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第1局 | 解説:王銘エン九段 | 聞き手:星合志保二段 |
第2局 | 解説:山下敬吾九段 | 聞き手:金子真季初段 |
第3局 | 解説:一力遼八段 | 聞き手:吉原由香里六段 |
■対戦ルール |
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19路盤。互先、先番6目半コミ出し 日本ルール 持ち時間3時間、残り5分から秒読み ソフトの貸し出しは無し |
■協力 |
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昭和31年生まれ。故木谷實九段門下。
最年少入段記録(11歳9ヵ月、当時)、史上最多タイトル獲得数(74)、史上初の棋聖・名人・本因坊の三大タイトル独占、前人未到のグランドスラム(七大タイトル制覇)達成、本因坊10連覇など輝かしい戦歴を誇る。
今年(平成28年)に満60歳を迎えたことを機に名誉名人を名乗った。
2016年11月に行われた「第2回囲碁電王戦」でDeepZenGoに2勝1敗で勝ち越す。
1993年生まれ25歳。ソウル市出身。
6歳で囲碁を覚え、10歳で権甲龍囲碁道場入門。12歳で入段。
2010年アジア競技大会の男女ペア碁と男子団体戦で金メダルを獲得し九段昇段。
17歳11か月での九段昇段は韓国最年少記録。
韓国棋士ランキングでは2013年から1位を継続している。
その評価にふさわしく、昨年はワールド碁チャンピォンシップ2017で優勝、年末年始に行われたMlily夢百合杯決勝五番勝負も3連勝で制覇し、国際棋戦で貫録を見せた。
1996年生まれ22歳。江蘇省徐州市出身。
4歳で碁を覚え10歳で北京の馬暁春囲棋道場に入門、1年で入段した。
2013年に第1回Mlily夢百合杯で古力 九段を破って世界戦初優勝、九段に昇段。昨年、開催されたワールド碁チャンピォンシップ2017に参加し2位。中国等級ランキングでは2017年2位、2018年3位(2月末時点)とトップクラスの成績を残している。そのかたわら、大学に進学し、棋道と学業の両立に励んでいる。
2016年AlphaGoの登場を契機にZen開発者である尾島陽児、加藤英樹を中心に発足した「DeepZenGoプロジェクト」によって共同開発された囲碁ソフト。Zen開発者の二人に加え、東京大学松尾研究室、ドワンゴが開発体制を強化。
2016年11月、プロ棋士との初対局「第2回囲碁電王戦」が行われ、趙治勲名誉名人に1勝2敗。
その後、国際棋戦やAI世界大会など数々の大会へ出場。
2018年春のプロジェクト終了が決定し、2年間の集大成として、囲碁電王戦FINALに臨む。
2016年3月 | 「DeepZenGoプロジェクト」発足 | |
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2016年11月 | 第2回囲碁電王戦 趙治勲名誉名人に1勝2敗 | |
2017年3月 | 第1回ワールド碁チャンピオンシップ 3位 ・対 芈昱廷 九段(中国) 敗退 ・対 朴廷桓 九段(韓国) 敗退 ・対 井山裕太九段 勝利 |
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2017年6月 | 第3回 夢百合杯 世界オープン戦 2回戦敗退 ・本戦1回戦 申旻ジュン五段 勝利 ・本戦2回戦 王昊洋 六段 敗退 |
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2017年8月 | 中信証券杯 第1回世界電脳囲碁オープン戦 優勝 | |
2017年12月 | AI竜星戦 2017 準優勝 | |
2018年3-4月 | 囲碁電王戦FINAL 開催 「DeepZenGoプロジェクト」終了、DeepZenGo引退へ |
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日本棋院ネット対局「幽玄の間」対 プロ棋士対局実績 3407戦 3288勝 119敗(勝率 96.5%) ※2017年6月21日(水)~2018年3月16日(金)時点 |