将棋、決闘三番勝負、大晦日2015

開催概要

現在、将棋界で注目されている棋士をお招きし、3対局を実施。
将棋電王戦FINALに出場した5ソフトの評価値を対局者も常に確認できる状態で対局を行う。

■日時: 2015年12月31日(木) 大晦日 13:00〜
■対局者: 第1局 / 稲葉聡 朝日アマ名人 vs 鈴木肇 アマ王将 第2局 / 飯島栄治 七段 vs 村山慈明 七段 第3局 / 屋敷伸之 九段 vs 三浦弘行 九段
■ルール: 第1局 / 30分・30秒、第2局 / 60分・60秒、第3局 / 90分・60秒
■主催: 株式会社ドワンゴ公益社団法人 日本将棋連盟

対戦カード

第1局

アマチュアライバル対決!

現在注目されているアマチュアライバル同士の対局。稲葉アマ名人は電王戦FINAL第3局に出場した稲葉陽七段の実兄であり、現在全国の将棋大会で活躍しているアマ強豪者のひとり。鈴木アマ王将は今年の全国アマチュア王将戦の優勝者。
稲葉聡 朝日アマ名人

第5期加古川青竜戦 優勝
第38期朝日アマ将棋名人戦 優勝

中学2年のとき奨励会に入会したが、次第に将棋への情熱が薄れ中学卒業と同時に退会。その後、高校2年のときにアマ大会で負けたのが悔しくて勉強を再開。立命館大では将棋部主将を務め、学生名人になった。社会人になってからも主要な全国大会でタイトルを取るなど、トップアマとして活躍中。
鈴木肇 アマ王将

平成最強戦 26年度優勝
全国アマチュア王将位大会優勝

中学2年生のころから、蒲田将棋クラブへ通って腕を磨き、見事奨励会への合格を果たす。22歳で三段に上がるも三段リーグ参加者に重くのしかかる年齢制限の壁。平成25年9月、三段リーグのこの掟に鈴木氏は泣いた。現在は、将棋教室で指導をしている。

第2局

兄弟弟子対決!

叡王戦七段予選で対局したふたり、結果電王戦FINALに出場した村山七段の勝利で終わったが…2chでも話題となったふたりの因縁対決!!
飯島栄治 七段

桜井門下
B級2組

四間飛車対策(特に藤井システム対策)の一つとして飯島が編み出した戦法を、「飯島流引き角戦法」と呼ぶ。第1期叡王戦七段予選では弟弟子の村山七段と対局するが…。
村山慈明 七段

桜井門下 電王戦FINAL第4局出場
叡王戦ベスト4 B級1組

序盤戦の深い研究で知られることから、同じ名字の村山聖九段が存命で新鋭の頃に「終盤は村山に聞け」と呼ばれたことにあやかり、「序盤は村山に聞け」と呼ばれるようになった。第1期叡王戦七段予選では兄弟子の飯島七段と対局するが…。

第3局

電王戦大将対決!

孤高の研究家として知られる三浦九段だが、第2回将棋電王戦の研究では屋敷九段と対コンピュータ将棋ソフトの研究をしていた。三浦九段がGPS将棋に敗戦した結果を受け、屋敷九段は敵討ちとして第3回将棋電王戦に出場を表明。電王戦戦友対決!!
屋敷伸之 九段

五十嵐豊一九段門下
第3回将棋電王戦第5局出場 A級

最年少タイトル(18歳)の記録保持者。
若手時代は変幻自在な指し回しから「忍者屋敷」、「お化け屋敷」との異名を付けられた。第3回将棋電王戦の総大将としてponanzaと対局。
三浦弘行 九段

西村門下 第2回電王戦第5局出場
叡王戦ベスト16 B級1組

将棋界最強棋士の一人。
孤高の研究家で知られているが、第2回将棋電王戦では屋敷九段と研究をした戦友でもある。ニコニコでは"みうみう"というあだ名で愛されている。